2016年4月11日
狩野山楽・山雪筆「天球院方丈障壁画」22面を制作し、天球院へ寄贈
今回寄贈した「梅・柳に遊禽図」が設えられている「梅の間」の様子
今回寄贈した「梅・柳に遊禽図」が設えられている「梅の間」の様子
寄贈式の様子
寄贈式の様子
臨済宗妙心寺派 天球院
臨済宗妙心寺派 天球院
2016年4月11日(月)、京都 臨済宗妙心寺派 天球院において、綴プロジェクトの第9期で制作した「天球院方丈障壁画」22面の高精細複製品の寄贈を行いました。

綴プロジェクトでは2012年から5年に渡って「天球院方丈障壁画」のうち金碧画の制作を行ってまいりました。今回の狩野山楽・山雪筆「梅・柳に遊禽図」などの寄贈をもって、天球院方丈の「朝顔の間」、「虎の間」、「梅の間」を飾る全56面のリプレイス事業が完成いたしました。寄贈後、オリジナル文化財は京都国立博物館に寄託され、良好な環境下で保管されます。

天球院は通常、非公開ですが、複製品に置き換わることで、今後は春と秋に特別公開される予定です。
2016年3月18日
土佐光吉筆「源氏物語図屏風」を制作し、平等院へ寄贈
平等院ミュージアム鳳翔館に設えられた「源氏物語図屏風」
平等院ミュージアム鳳翔館に設えられた
「源氏物語図屏風」
寄贈式の様子
寄贈式の様子
世界遺産・平等院
世界遺産・平等院
2016年3月18日(金)、京都 平等院において、綴プロジェクトの第9期で制作した「源氏物語図屏風」の高精細複製品の寄贈を行いました。

全54帖からなる「源氏物語」のうち、「関屋」、「御幸」、「浮舟」の場面が描かれる本作は、元々部屋を取り囲む襖の一部であったと考えられており、現在は米国のメトロポリタン美術館に所蔵されています。「綴プロジェクト」では、メトロポリタン美術館の協力のもと、「源氏物語図屏風」の高精細複製品を制作し、源氏物語の舞台でもある京都宇治の平等院に寄贈することで、日本への里帰りを実現しました。

「源氏物語図屏風」4曲1双の高精細複製品は、平等院ミュージアム鳳翔館に設置され4月24日まで特別公開されました。
2015年4月23日
長谷川等伯筆「龍虎図屏風」を制作し、大分県立美術館へ寄贈
寄贈記者発表会
寄贈記者発表会
開館記念式典内の寄贈式 開館記念式典内の寄贈式
寄贈式後に公開された「龍虎図屏風」 寄贈式後に公開された「龍虎図屏風」
新しくオープンとなった大分県立美術館 新しくオープンとなった大分県立美術館
「小学生ファーストミュージアム体験事業」の様子 「小学生ファーストミュージアム体験事業」の様子
「綴プロジェクト」では、ボストン美術館の協力のもと、「龍虎図屏風」の高精細複製品を制作し、4月24日にオープンする大分県立美術館に寄贈しました。

4月23日にはオープンに先駆けて記者発表会が行われ、綴プロジェクト作品がお披露目されました。今後、館内での展示や大分県の全小学生6万人を招待する「小学生ファーストミュージアム体験事業」などで鑑賞教育に活用される予定です。

長谷川等伯の晩年の名作「龍虎図屏風」は、現在、米国のボストン美術館に所蔵されています。
2015年3月13日
曽我蕭白筆「雲龍図」を制作し、天龍寺へ寄贈
大方丈、龍の間に設えられた「雲龍図」
大方丈、龍の間に設えられた「雲龍図」
寄贈式の様子 寄贈式の様子
国の史跡・特別名勝に指定された曹源池庭園と大方丈 国の史跡・特別名勝に指定された曹源池庭園と大方丈
2015年3月13日(金)、京都 天龍寺において、綴プロジェクトの第8期で制作した「雲龍図」の高精細複製品の寄贈を行いました。

江戸時代の画家、曽我蕭白が手掛けた「雲龍図」は、もともとは襖(ふすま)として描かれていたと考えられており、現在は米国のボストン美術館に所蔵されています。「綴プロジェクト」では、ボストン美術館の協力のもと、「雲龍図」の高精細複製品を制作し、寺号の由来が「龍」にゆかりの深い天龍寺に寄贈することで、曽我蕭白が誕生した地である京都への里帰りを実現しました。

「雲龍図」全8面の高精細複製品は、国の史跡・特別名勝に指定されている曹源池庭園に面する大方丈龍の間の壁面に設置されます。高精細複製品は毎年、年間90日程度、特別公開される予定です。
2012年5月30日
「桜図屏風」「群鶴図屏風」を制作し、東京都歴史文化財団へ寄贈
寄贈した「桜図屏風」
寄贈した「桜図屏風」
寄贈した「群鶴図屏風」 寄贈した「群鶴図屏風」
分割撮影の様子 分割撮影の様子
2012年5月30日(水)、第5期で制作した2作品が完成し、公益財団法人東京都歴史文化財団へ寄贈しました。寄贈した米国・フリーア美術館が所蔵する伝俵屋宗達筆「桜図屏風」と尾形光琳筆「群鶴図屏風」の高精細複製品は、同財団が管理運営する東京都美術館が、鑑賞ワークショップなどで活用していく予定です。

東京都美術館で行われた寄贈式では、2作品の展示とともに、キヤノンのデジタル一眼レフカメラを使用した分割撮影や独自に開発した画像処理ソフトのデモ、大判インクジェットプリンターを用いた出力などの実演に加えて、伝統工芸士による金箔加工の実演なども行われました。
2011年12月14日
重要文化財「建仁寺方丈障壁画」20面の高精細複製品を制作し、建仁寺に寄贈
目録を渡す社会文化支援部 澤田部長
目録を渡す社会文化支援部 澤田部長
寄贈した「竹林七賢図」 寄贈した「竹林七賢図」
2011年12月14日(水)、京都 建仁寺において、綴プロジェクトの第5期で制作した「建仁寺方丈障壁画」20面の高精細複製品の寄贈を行いました。
「建仁寺方丈障壁画」は、かつて大本山 建仁寺の方丈に飾られていた全50面の襖絵からなる重要文化財で、安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した海北友松が制作したものです。今回、建仁寺に寄贈したのは「竹林七賢図」16面、「山水図」4面の計20面です。
全50面のうち、綴プロジェクトの第2期で4面、第4期で12面、今回の第5期で20面を制作しています。第6期(2012年4月~2013年3月)で、残る14面の制作を行う予定です。制作した高精細複製品は、もともとオリジナル作品が飾られていた建仁寺へ寄贈し、約70年ぶりに元々あった場所である方丈で一般公開を行っています。
建仁寺では、2014年に建仁寺の開祖である栄西禅師が亡くなられて800年を迎えることから、八百年大遠諱記念事業を行う予定で、本プロジェクトで寄贈する「建仁寺方丈障壁画」の高精細複製品は、同事業の一環として制作されています。
2011年11月19日
ファミリーワークショップを東京国立博物館にて開催
綴プロジェクトの作品を使用しての説明
綴プロジェクトの作品を使用しての説明
ミニチュアをつかっていろいろな屏風の置き方を説明 ミニチュアをつかっていろいろな屏風の置き方を説明
11月19日(土)、東京国立博物館において、綴プロジェクトで制作した高精細複製品を使用したファミリーワークショップ「屏風体験!」を今春5月に引き続き、東京国立博物館とキヤノンの共同で開催しました。
開催日当日は、はげしい雨が降っていたにも関わらず、ワークショップにご参加いただいたのは、小学高学年から中学生、そしてそのご家族の合計5組12名でした。
最初に、本館2階の国宝室で「観楓図(かんぷうず)屏風」など本物の屏風を観賞した後、場所を書院造りの茶室である応挙館へ移動し、綴プロジェクトの内容や制作プロセスについての説明を行いました。
そして、綴プロジェクトで制作した「松林図屏風」を用いて、各家族が自由自在に実寸の屏風をレイアウトするなど様々な形で屏風を鑑賞していただきました。
また、書院の雨戸を閉めた暗い室内で、ろうそくを模した照明を灯し、当時の人が見ていた灯りの下での屏風の見え方なども体験してもらいました。
参加した子どもの感想は、「なかなか体験することができない経験だった」、「最後に体験した明かりのが面白かった」というものでした。改めて、日本の伝統文化の素晴らしさを感じてもらえる機会となりました。
2011年6月20日
ファミリーワークショップを東京国立博物館にて開催
綴プロジェクトの撮影方法の説明
綴プロジェクトの撮影方法の説明
「松島図屏風」を間近で鑑賞する参加者 「松島図屏風」を間近で鑑賞する参加者
昔の部屋の暗さを再現 昔の部屋の暗さを再現
5月21日(土)東京国立博物館にて、綴プロジェクトで制作した高精細複製品を使用したファミリーワークショップ「屏風体験!」をキヤノンと東京国立博物館の共同で開催しました。
ワークショップに参加したのは、小学高学年から中学生、そしてそのご家族の6組14名。最初に、東京国立博物館の研究員の方に説明を受けながら、展示室で「源氏物語図屏風」など本物の屏風を観賞した後、場所を敷地内の書院の茶室である応挙館へ移動し、綴プロジェクトの内容や制作に用いられるキヤノンのカメラやレンズについての説明を聞きました。
その次に、参加者はミニチュアの屏風を使って屏風の置き方を自由に考え、その後、綴プロジェクトで制作した「松林図屏風」や「松島図屏風」を用いて、実際に日本家屋の空間を仕切ったり、飾ったりしました。また、建物外部から射しこむ自然光や、ろうそくを模した照明を用いて、当時の人が見ていた灯りの下での屏風の見え方の違いを体験しました。
参加した子どもの感想は、「びょうぶをいろいろなかたちにしたりするのが、一番心にのこった」、「面白く、色々勉強するきっかけになりました」というものでした。また、保護者からは、「昔の人がどのように見ていたかを体験できてよかった」、「自然光の中で見られて大変よかった」などのご感想をいただき、日本の伝統文化を身近に感じてもらえる一日となりました。
2011年5月25日
「江戸風俗図屏風」など第4期作品の寄贈を実施
「江戸風俗図屏風」(菱川師宣筆)
「江戸風俗図屏風」(菱川師宣筆)
寄贈式のようす
寄贈のようす
2011年4月18日から27日にかけて、綴プロジェクトの第4期に制作した作品の寄贈を行いました。今回寄贈された高精細複製品は、博物館や美術館、寺社に寄贈され、今後、一般公開されたり、教育分野などで活用される予定です。

第4期完成作品は以下の通りです。
2011年2月17日
国宝「風神雷神図屏風」の寄贈式を開催
「風神雷神図屏風」(俵屋宗達筆)
「風神雷神図屏風」(俵屋宗達筆)
寄贈式のようす 寄贈式のようす
2011年2月8日、綴プロジェクト第4期に制作した国宝「風神雷神図屏風」(俵屋宗達筆)の寄贈式が開催されました。この高精細複製品は、昨年開催された上海万博の日本館に展示され好評を博した複製品のひとつであり、この度、京都・建仁寺に寄贈され、今後当寺などにて一般公開・活用される予定です。
2010年8月6日
重要文化財「建仁寺方丈障壁画」46面の高精細複製品を新たに制作
「建仁寺方丈障壁画」掛軸装(一部) 安土桃山時代 海北友松筆
「建仁寺方丈障壁画」掛軸装(一部)
安土桃山時代 海北友松筆
「建仁寺方丈障壁画」は、かつて大本山 建仁寺の方丈に飾られていた全50面の襖絵からなる重要文化財で、安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した海北友松が制作したものです。「竹林七賢図」16面、「琴棋書画図」10面、「雲龍図」8面、「山水図」8面、「花鳥図」8面から構成されており、日本を代表する水墨画の大障壁画群です。オリジナル作品は、昭和初期の大型台風の影響で建仁寺の方丈が倒壊した際、幸いにも他の用件で襖をはずしていたため難を逃れましたが、今後同じようなことが起こって貴重な文化財を消失させてはならないという理由で、襖から掛軸に形を変えた上で、現在は京都国立博物館に保管されています。
全50面のうち、すでに第2期に制作し完成している「雲龍図」4面を除く残り46面の高精細複製品を、第4期(2010年8月~2011年3月)から第6期(2012年4月~2013年3月)の3年間をかけて制作します。制作した高精細複製品は、もともとオリジナル作品が飾られていた建仁寺へ寄贈し、約70年ぶりに、方丈へ元の襖の姿で戻して、順次一般公開を行う予定です。
建仁寺では、2014年に建仁寺の開祖である栄西禅師が亡くなられて800年を迎えることから、八百年大遠諱記念事業を行う予定で、本プロジェクトで寄贈する「建仁寺方丈障壁画」の高精細複製品は、同事業の一環として制作されます。
2010年3月30日
第3期寄贈式典及び特別鑑賞会を開催
第3期寄贈式典
第3期完成作品の寄贈式典及び特別鑑賞会が、2010年3月26日、京都東山の大本山 建仁寺において開催されました。 完成した高精細複製品は、各寄贈先へ贈られ、今後様々な場で展示・活用される予定です。

第3期完成作品は以下の通りです。

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キヤノン株式会社
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